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水のコラム

下水管の定期点検が義務化へ!八潮市の陥没事故から考えるインフラ管理の重要性【水道職人:プロ】

2025年02月14日 水回り

突然、道路が陥没して大きな穴が…なんてニュースを見かけると、「もしや自分の住んでいる街でも」なんて不安になることはありませんか?
2025年1月、埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は、まさにそうした身近なリスクを改めて考えさせられる出来事でした。

原因は地下の下水管の老朽化とされており、長年にわたって劣化が進み、地盤が弱くなっていたことで、突然の崩落につながったといわれています。

この事故を受けて、国土交通省は都市部の主要な下水管について、定期点検の義務化を発表 しました。
これまで下水管の点検は、各自治体などの判断に委ねられることが多かったのですが、今後はより広い範囲で計画的な点検が求められるようになります。

では、下水管の老朽化がもたらすリスクとは、一体どれほど深刻なのでしょうか?
また、私たちの暮らしにどの程度影響を与えるのでしょうか?

この記事では、埼玉県八潮市の事故を踏まえて、下水管点検の重要性について触れたいと思います。

 

八潮市の道路陥没事故と下水管の老朽化

2025年1月、埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は、多くの人々に衝撃を与えました。
都市部の道路が突然崩れ落ち、大きな空洞が出現するという事態は、インフラの老朽化がもたらす深刻なリスクを、改めて浮き彫りにした出来事といえるでしょう。

 

なぜ道路が陥没したのか?

事故の原因として指摘されたのは、地下に埋設された下水管の老朽化でした。
長年の使用によってひび割れが生じ、そこから少しずつ土砂が流れ出したことで、地下に空洞が形成されていたとのことです。

こうした現象は「道路空洞化」と呼ばれ、近年特に都市部では注意が必要な問題とされています。

下水管は、道路や建物の下に張り巡らされているため、目に見えない場所で劣化が進行していても、なかなか気づくことができません。
そして、そのまま放置された結果、限界を迎えたときに陥没などの形で影響が表れてしまうわけですね。

 

インフラ老朽化によるリスクとは

下水管の老朽化は、道路陥没だけでなく、さまざまな生活環境のトラブルを引き起こす可能性があります。

たとえば、管にひびが入ると、汚水が地中に漏れ出し、悪臭や衛生環境の悪化を招くことがあります。

また、管の内部に汚れやサビが蓄積すると、水の流れが悪くなり、家庭の排水トラブルにつながることも。
「最近、水の流れが悪い」「排水口から嫌なニオイがする」といった症状がある場合、それは下水管の劣化を示唆するサインかもしれません。

こうした異変は、初期の段階で対策すれば大きなトラブルを防ぐことができます。
逆に、長期間放置すると、大規模な修理が必要になるケースも少なくありませんので、日々注意しておくことが大切です。

 

国交省が下水管の定期点検を義務化へ

冒頭でも書きましたが、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、国土交通省は都市部の主要な下水管に対して、定期点検の義務化を進める方針を発表しました。

これまで下水管の点検は、各自治体や管理者の判断に委ねられることが多かったのですが、今回の事故をきっかけに、全国的なルールとして整備されることになりそうです。

 

新たな義務化の内容とこれまでの点検基準

これまで下水管の点検は、主に目視点検や定期的な水質検査などに限られていました。
しかし、老朽化が進む都市部では、地盤沈下や配管のひび割れなど、地表からは確認できない深刻な問題が隠れているケースが増えているのが実情です。

今回の義務化により、定期的な点検・調査の実施が求められることになり、自治体は、専用の機器を使った点検や、長期間使用されている下水管の詳細な診断を行う必要が出てきます。

これによって、目に見えない下水管の異常を早期に発見し、事故を未然に防ぐ体制が強化されることが期待されています。

 

自治体や企業、私たちに求められる対応

今回の義務化によって影響を受けるのは、自治体だけではありません。
私たち一般家庭においても、下水管の管理意識を高めることが大切です。

たとえば、マンションや集合住宅では、管理組合やオーナーが排水管の点検計画を立てたり、一戸建ての場合も、古い排水設備がある場合は定期的に専門業者へ点検を依頼することで、共有財産であるインフラを守ることに繋がります。

また定期点検だけでなく、日常排水に関する使い方を見直すことも、老朽化を防ぐポイントになります。
キッチンや浴室の排水口に油やゴミを流さないようにしたり、定期的に排水管の洗浄を行ったりするだけでも、詰まりや劣化の進行を遅らせることができます。

今回の義務化は、都市部の下水管に関するものですが、私たちの身の回りの水回り設備にも当てはまる話です。

水回りのトラブルは、ある日突然起こることが多いもの。
だからこそ、普段から点検とメンテナンスへの意識を心掛けたいものです。

 

下水管の劣化がもたらす暮らしへの影響

下水管の老朽化は、道路の陥没事故だけでなく、私たちの暮らしにもさまざまな影響を及ぼす可能性があります。

「うちは大丈夫」と思っていても、気づかないうちにトラブルが進行していることもあるため、どのようなリスクがあるのかを知っておくことが大切です。

 

見えないからこそ怖いインフラの劣化

下水管は普段目にすることがないため、異常が起きてもすぐに気づきにくいです。

しかし、長年使い続けるうちに、管の内部に汚れやサビが蓄積し、ひび割れや詰まりを引き起こすケースがよくあります。
進行すると、以下のようなトラブルにつながることも…。

・排水の流れが悪くなる:
水が流れるのが遅くなったと感じたら、下水管の詰まりのサインかもしれません。
特に、長年使用していると管の内側に汚れがこびりつき、水の通り道が狭くなってしまうことがあります。
・悪臭が発生する:
下水管にひび割れができると、汚水が漏れ出し、周囲に悪臭が広がることがあります。
トイレやキッチンの排水口から異臭がする場合、下水管の劣化が関係している可能性もあります。
・地盤沈下のリスク:
下水管の破損が進行すると、地中の土砂が流出し、家の敷地内で地盤沈下が発生することも。
これは、道路陥没と同じ原理で起こるもので、建物の基礎部分にも影響を及ぼす恐れがあります。

 

定期点検の意識を高めて快適な暮らしを

下水管の老朽化は、都市部のインフラだけでなく、私たちの身近な暮らしにも影響を及ぼす重要な問題です。

事故をきっかけとして、国交省により下水管の定期点検の義務化が発表されましたが、これを機に、ぜひ家庭でも水回りの管理を見直してみてください。

 

水回りの点検は「くまもと水道職人」に

私たち「くまもと水道職人」では、家庭の水回りのトラブルに対応しています。
トイレやキッチンの排水の詰まり、蛇口からの水漏れ、給水管の異常など、「気になるけど、どこに相談すればいいかわからない…」というお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

水回り設備の小さな違和感は、早めに対処することで、大きなトラブルを防ぐことにも繋がります。
些細なことでも気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

日頃の意識と定期的なメンテナンスで、安心して暮らせる環境を守っていきましょう。

監修者

監修者の写真

主任

平野 勝

《略歴》

2017年株式会社N-Visino入社後、弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行。
水回りの小さなトラブルから建物全体のメンテナンス、リフォームに至るまで、水に関わるあらゆるお悩みをお客様の目線に立ち、お客様とともに解決してまいりました。
年間約600件の現場へ実際に立ち会い、培った水のプロフェッショナルとしての経験を活かし、当コラムでは水にまつわる幅広い知識を届けたいと考えています。

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