トイレの床が水浸し！水漏れ？原因は何？対処法もご紹介！

トイレの床が水浸しになる原因

トイレの床が水浸しになっていたら、びっくりしてしまいます。まずは、床をタオルなどで拭いてみてください。拭いてみて解消される場合は、便器や排水管の結露が原因かもしれません。もし、床を拭いても水が漏れてくるようであれば、どこが原因なのか探っていきましょう。

トイレのタンクに異常がある

トイレのタンク何かしらの異常があると、床が水浸しになる恐れがあります。タンクに手洗い水洗が設置されているタイプによくあるのが、水が出っぱなしになっていて、床にはねて水浸しになってしまうケースです。

トイレタンクの異常を探る場合、まずはレバーが固定されていないか確かめてみてください。レバーに異常がない場合は、タンク内部に原因がある場合がありますので、タンクの蓋を開けて各箇所をチェックしていきましょう。

・ゴムフロートの劣化や損傷

タンクの中には、ゴムフロートという部品があり、トイレのレバーとつながっています。ゴムフロートは、トイレの水流を止める役割がありますので、ゴムフロートが劣化していると、水が流れっぱなしになってしまいます。ゴムフロートはホームセンターやネットで購入でき、自分で交換することが可能で費用は1,000円前後です。

・ボールタップの劣化や損傷

トイレタンクの水位がいつもと違う場合は、ボールタップの劣化や故障が考えられます。ボールタップは、付属している浮きゴムが上下して、水栓を開け閉めする役割を担う重要な箇所です。このボールタップが劣化していると、水位の調節ができなくなり水漏れを起こしてしまう恐れがあります。ボールタップもホームセンターやネットで買うことができ、一般的な費用は4,000円前後です。

・ダイヤフラムの故障

ダイヤフラムとは、ボールタップについている小さな部品です。水を制御する役割があり、ボールタップの種類によってついている場合とついていない場合があります。ダイヤフラムが劣化すると、手洗い管から水が出なくなり、水の排水がうまくいかなくなる恐れもあり、水漏れの原因ともなります。ダイヤフラムは1,000円前後の比較的安い費用で交換が可能です。

・オーバーフロー管の損傷

タンクにあるオーバーフロー管は、余分な水を便器に排水する役目があります。しかし、このオーバーフロー管が折れてしまうと、便器に水が流れなくなりタンクから水が溢れてしまいます。オーバーフロー管が折れている場合は、すみやかに止水栓を閉めてください。オーバーフロー管は、自分で交換することも可能ですが、DIY経験のない人などには難しいので、その場合は水回りの専門業者に依頼することをおすすめします。

・配管から漏れている

トイレのタンクに異常がない場合は、配管が緩んでパッキンが割れるなどの劣化が原因の場合もあります。その際はナットを締め直すか、パッキンを交換してみてください。また、床から水が滲み出ているような場合は、床下の配管が原因の場合があります。その場合は自分で原因を突き止めることも、修理することも難しいので専門業者に依頼しましょう。

・結露

トイレの便器やタンク、配管などが結露している場合、水がしたって床が水で濡れたようになることがあります。気温差が原因なので、こまめにタオルなどで拭きましょう。気になるようであれば、トイレに電気ストーブをつけると温度差がなくなり解消されることもあります。

・フィルターの詰まり

トイレタンクの手洗い間には、フィルターがついていることがあります。フィルターが詰まっていると水が流れないのでタンクから水漏れしてしまう恐れがありますので、定期的に掃除するようにしましょう。

・ウォシュレットの故障

ウォシュレットの故障によっても水漏れが起きてしまいます。まずは配管部分が緩んでいないか、中のパッキンが劣化していないかなどをチェックしてみてください。

トイレの水漏れは危険！？

ポタポタと水が漏れている程度なら原因を突き止めて対処すれば解決しますが、床が水浸しになるほどの場合は注意が必要です。マンションであれば、下層階に被害が及ぶ可能性があり、多額の賠償金が発生するケースもあります。保険に加入している場合は、保証範囲などをチェックしておきましょう。

また、そのような場合はすみやかに止水栓を閉めて応急処置をしてください。原因がわからない場合は、夜中であっても24時間対応の業者がありますので、すみやかに連絡して対応してもらいましょう。

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監修者

主任

平野 勝

《略歴》

2017年株式会社N-Visino入社後、弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行。
水回りの小さなトラブルから建物全体のメンテナンス、リフォームに至るまで、水に関わるあらゆるお悩みをお客様の目線に立ち、お客様とともに解決してまいりました。
年間約600件の現場へ実際に立ち会い、培った水のプロフェッショナルとしての経験を活かし、当コラムでは水にまつわる幅広い知識を届けたいと考えています。