熊本でキッチンのシンク周りのコバエを自力で退治するには

キッチンのシンク周りで気になるコバエへの対処法

キッチンのシンク周りや生ごみを入れるダストボックスの周囲など、大量のコバエが飛び回ると気分も悪いものです。「追い払っても退散しない」「コバエがいなくならない」とお困りのご家庭は多いのではないでしょうか。暑い時期、スイカを食べた後にやってくるとか、暑くて生ごみが腐りやすいときに増えると感じる方も多いですが、コバエは夏だけでなく春や秋でもやってきます。

実はコバエにもいくつか種類があり、発生時期や発生しやすい場所、誘引されるものも異なっています。そのため、自力でコバエ対策をするにあたっては、コバエの種類や特徴を理解したうえで、そのコバエの性質に適したDIYによる予防策や対処策が必要です。

自力でショウジョウバエ対策をするには

ショウジョウバエは春と秋に発生しやすく、目の赤さが見分けるポイントです。腐った野菜や果物を好むので、キッチンの排水溝や三角コーナーに食べ残しの野菜や果物の皮や種などを捨てっぱなしにしておくと、集まってきます。

予防するには、生ごみは放置せず、こまめにビニール袋の口をしぼって密閉式のダストボックスに捨てることが大切です。「ダストボックスにフタがない」「密閉力が足りない」という場合には、フタをDIYで手作りしたり、臭いや汁漏れをしないダストボックスを手作りしたりしてみてはいかがでしょうか。

また、野菜や果物、漬物などの発酵食品の管理にも気をつけましょう。腐ったような臭いや発酵臭を好むため、腐りかけの果物などがキッチンなどに放置されていると集まってきます。冷蔵庫などで適切に管理するとともに、腐る前に早目に食べてください。

自力でチョウバエ対策をするには

チョウバエは、水分を含む汚れた場所が発生源です。下水のマンホール内や下水溝などが汚れでよどんだり、キッチンのシンクから繋がる排水管の奥に溜まったヘドロなどから幼虫が生まれたりすることが多いです。

また、シンクにある排水溝のバスケットや三角コーナーに食べ残しなどがつまったままカビや黒ずみが酷くなると、そこから発生することもあります。チョウバエは春～秋と活動時期も長いので、キッチンのシンクや排水溝などの手の届く部分だけでなく、排水管や下水道へと繋がる部分のケアも必要です。

自力での対策としては、まずはシンクの三角コーナーや排水溝のバスケットを日々掃除してキレイに保ち、排水溝の中もヌメリなどが残らないよう、日々お手入れしましょう。そのうえで、週に1度くらいのペースで、パイプクリーナーを使って排水管の汚れを分解洗浄して、キレイにしておくことも大切です。

シンクの排水溝下に設置されている排水トラップに異常がないかも、確認しましょう。排水トラップが適正に機能していないと、下水から悪臭が上がってきたり、チョウバエが上がってきたりしてしまうためです。適量の水が常に溜まっていることが大切なため、もし状態がおかしければ、交換が必要になります。庭にある汚水桝のごみ掃除や自宅周りの側溝の清掃なども行えると、安心です。

自力でノミバエ対策をするには

ノミバエは夏場など気温の高いシーズンに発生するコバエです。シンクの排水溝周りやゴミ箱などに、わずかな食べ残しがついているだけでも集まってきます。ノミバエやショウジョウバエは、下水溝や排水管の奥などから発生するチョウバエとは異なり、屋外から生ごみなどの好む臭いに誘われて入り込んでくるコバエです。

そのため、ノミバエやショウジョウバエ対策としては、生ごみを置かない・密閉する・ごみを捨てた後のゴミ箱はキレイに洗う、などの日々のお手入れのほか、侵入してこないよう対策することもポイントです。DIYで、できる限り目の細かな網戸に交換したり、網の張り替えたりするなどしましょう。また、網戸の隙間や網戸を開けた際に入ってしまうので、コバエ取りを網戸やシンク周りに設置することもおすすめです。

自力でキノコバエ対策をするには

キノコバエは春や晩秋に発生しやすく、腐敗した植物に寄生する特徴があります。室内の観葉植物の管理をはじめ、屋外のガーデニング用の腐葉土や刈り取った草、落ち葉などの放置に気をつけましょう。

キノコバエは光に誘われて入ってくる性質もあるので、DIYで蛍光灯や電球を紫外線カット作用のあるLEDに交換するのもおすすめです。また、湿気によって室内の木部が腐っても発生するリスクがあるので、雨漏り対策なども実施しましょう。

キッチンシンクの排水溝トラブルでお悩みなら

くまもと道職人は熊本市、人吉市、水俣市、八代市など熊本県全般で水回りのトラブルを解決している水回りのプロです。シンクの排水溝の汚れによるつまりや下水から上がってくるコバエなどのトラブルも、高圧洗浄などプロによる対処が可能です。

トイレや浴室、洗面所での水漏れやつまりなど、水回りのトラブルでお困りの際には、ぜひ気軽にくまもと水道職人にお問い合わせください。

監修者

主任

平野 勝

《略歴》

2017年株式会社N-Visino入社後、弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行。
水回りの小さなトラブルから建物全体のメンテナンス、リフォームに至るまで、水に関わるあらゆるお悩みをお客様の目線に立ち、お客様とともに解決してまいりました。
年間約600件の現場へ実際に立ち会い、培った水のプロフェッショナルとしての経験を活かし、当コラムでは水にまつわる幅広い知識を届けたいと考えています。