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水のコラム

シャワーのホースが取れたときは交換がおすすめ!自力で交換する手順も解説

2022年11月30日 水回り

「浴室のシャワーホースが、とれてしまった。どうすればいいの?」こういった悩みを抱えていませんか。シャワーホースが取れてしまうのは、接続するためのパーツの老朽化が主な原因と予想されます。

こういう問題のケースでは、パーツの取り替えや修理することで対応することができます。そこで今回はシャワーのホースが取れたときの対応や自力で取り替える手順も解説します。

シャワーのホース部分がとれる原因

シャワーのホース部分が取れてしまう原因は、以下の通りです。

・ホースの両端負担がかかりやすい
・経年による傷み
・ネジを切断しているパーツがわれてしまう

ホースの両端負担がかかりやすい
シャワーホース内部には大量の水が流れるので、ホースの両端箇所や結合部、パッキンなどのホース両端箇所には、とりわけ負担がかかりやすくなっています。水勢に負けてしまうと、シャワーホースが取れて問題につながってしまいます。

結合パーツは老朽化していくので、ホースが取れてしまうときはパーツの取り替えを考えるといいでしょう。

経年による傷み
ホースやパーツが経年使用によって老朽化をしていると、シャワーホースが水の圧力に堪えきれなくなり、ホース部分が取れやすくなってしまいます。

シャワーのホースは消耗するものなので、使用回数や環境にもよりますが、おおよそ5年くらいが取り替えの目安です。ホースの老朽化は水漏れ要因にもなるので、すぐに対応しましょう。

ネジを切断しているパーツがわれてしまう
シャワーヘッドとホースの結合部分であるネジが、水の圧力に堪えきれずわれてしまうことがあります。

水の圧力に堪えきれずネジ箇所が割れてしまうと、ホースは取れてしまいます。こういうときは、シャワーのホース部分やヘッド部分を取り替えることで解消します。

シャワーのホース部分の交換方法

ここからはシャワーホースの取り替え方法を説明していきます。揃える道具や、取り替え手順、ポイントを確認していきましょう。

交換に必要な工具は以下の通りです。
・新しく購入したシャワーホース
・マイナスドライバー(止水栓を締めるときに使う)
・モンキーレンチ(ネジを取り外すときに使う)

ホースを選ぶ基準
シャワーホースを選ぶときに基準となるのは、素材や長さ、ホースのフックの大きさです。

素材や長さは、各製品によって違ってきます。素材タイプにはゴム製や金属製などがあるので、好きなホースを選びましょう。長さも同じく多種多様です。取り替えのときは、原則取り替え前のホースと同じ長さのホースを選ぶことをおすすめします。

フックは、シャワーホースのしまうときに使用するパーツです。大きさを確実に調べておきましょう。シャワーホースは種類に幅があるので、ホースとフックのサイズが違うということもあります。

製品メーカーを同様にしておくと、取り替えるときに円滑にできるでしょう。
また、全く同じ型のホースに取り替えるときはいいですが、異なるデザインのホースに取り替えるときは、とりわけカランとの大きさの違いには要注意です。

同じ製品メーカーにしておくと、大きさが合わずにシャワーホースが取れてしまうという問題も最小限ですみます。

ホース取り替え手順
はじめに、取り替えたいシャワーのホースを外していきます。シャワーホースの取り替え自体は、止水栓や元栓を締めなくてもそのまま修理作業できますが、締めることで水の噴出を防止できます。念のためマイナスドライバーを用いて、止水栓を締めておくと安心です。

次に、シャワーヘッド部をホース部分から外していきます。これは手動で外せます。
ヘッド部分を外したら、水栓本体と通じているところを取り外します。

通常回すことのないところなので、水アカによって硬直していることがあります。硬直しているときは、モンキーレンチを用いて外しましょう。

ホースの両端部分を外したら、取り外しとは反対の手順で、新しく購入したホースをつないでいきます。取れないように、確実に回し固定します。

取り替えをスムーズにおこなうために抑えておきたいポイントがあります。蛇口に結合されている側のネジの規格を把握することです。

ホースの長さやデザイン性に目がいきがちになりますが、カランとの結合部分のネジのサイズがわからないと取り付けは不可能です。大きさがわからなくなることを避けるためにも、購入する販売店にネジを持ち込むといいでしょう。

ヘッド部分の取り替えもあり

シャワーホースの取り替えをするときには、シャワーヘッド部分の取り替えも考えておきましょう。シャワーのホース部分と同じく、シャワーのヘッド部も傷んでいきます。

シャワーのホース部分が取れたり、シャワーの水勢が弱くなっていたりなど、問題があるときは、ヘッド部分も同時に取り替えてしまいましょう。

シャワーヘッドも長期で使っていると、老朽化による亀裂や、損傷がおきます。また、シャワーヘッドの散水ホールには、水道水の中にあるミネラル成分が付いてつまってしまうことも考えられるので、異常を感じたら取り替えした方がいいでしょう。

シャワーヘッドにもさまざまなタイプがあります。スペックが高いものもあり、価格や機能性を比べて、自分に適したシャワーヘッドをみつけましょう。

使い勝手のいいカランへの交換も必要

シャワーホースが取れたなどの不具合が理由でヘッドやホース部分の取り替えをするときには、使い勝手のいいカランへの交換も考えてみましょう。この取り替えをすることで、気分が上がり使いやすさが向上します。

取り替え前には、カラン本体から水漏れするところがないか確認してみましょう。水漏れしているときは、接続部品を交換したり、パッキン部分を取り替えたりすることで、水漏れを改善できます。

サーモスタッド混合水栓への取り替えがベスト
カランの取り替えをするときにおすすめなのが、サーモスタット混合水栓です。混合水栓とはカランの1つのタイプで、シンプルにいえばひとつのカランから水お湯の両方が出るカランのことをいいます。

長い間主流となっていたツーハンドル混合水栓は自分で水とお湯のハンドルを回しながら調節する水栓でした。一方、サーモスタット混合水栓は、そのひと手間を解消してくれる便利な混合水栓です。

このサーモスタット混合水栓は、水とお湯の分量をオート調整してくれます。くわえて、水の出し止めがレバーひとつだけでできるのでとても快適です。

水栓や混合水栓の取り替えは、細かな手作業や若干むずかしい作業があります。シールテープを巻きつける作業や、異なる種類の水栓を取り付けるときなどは、作業の内容も難解になるので、自分で作業するのはむずかしいです。

とくに異なる種類の水栓が設置されてあるケースや混合水栓の取り替えを考えている人は、水道業者に依頼するといいでしょう。自分の判断で作業して間違えてしまうと、水栓や配管といったものが破損してしまう危険もあります。

自分で取り替え作業するときでも、万が一問題が生じてしまったときのために、対処してもらえる水道業者を見つけておくと安心です。

まとめ

この記事では、シャワーのホースが取れたときの対処方法、とりわけシャワーヘッドの交換方法について解説してきました。

シャワーホース交換はある程度であれば、自分ですることもできます。まずホースが取れたら原因がなんなのか調べてみましょう。両端に負担がかかって取れるとき以外は、経年劣化によりほぼ交換ケースになることが多いです。

実際にホースを取り替える段階になったらシャワーホースの素材をどうするのか、ご自宅のシャワーヘッドとの互換性はいいのかなど、調べたてから新しいシャワーホースを購入しましょう。

本記事内でもお伝えしましたが、自宅にあるカランのサイズは必ず確認しておくようにしましょう。

監修者

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主任

平野 勝

《略歴》

2017年株式会社N-Visino入社後、弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行。
水回りの小さなトラブルから建物全体のメンテナンス、リフォームに至るまで、水に関わるあらゆるお悩みをお客様の目線に立ち、お客様とともに解決してまいりました。
年間約600件の現場へ実際に立ち会い、培った水のプロフェッショナルとしての経験を活かし、当コラムでは水にまつわる幅広い知識を届けたいと考えています。

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