水のコラム
お風呂の蛇口から水漏れを発見!原因や対処法は?
目次
お風呂の水漏れ原因
しっかり蛇口を締めたはずなのに、お風呂からポタポタと音がする、といったことはありませんか?お風呂の水漏れの多くは、蛇口に何かしらの不具合が起きていることが原因です。お風呂の蛇口から水漏れが起きる原因は、主に以下の3つ。
・パッキンの劣化や破損
・バルブの故障
・接続部分の緩み
それぞれどのような現象が起きるのか、対処法などもご紹介していきます。
パッキンの劣化や損傷
お風呂の蛇口は、さまざまな部品の接続部分にパッキンが使われていて、そのパッキンが水漏れを防止しています。パッキンが劣化していると、接続部分に隙間ができて、水漏れが起きてしまいます。
パッキンは普段目にすることがない部分なので、劣化や破損に気づきにくい箇所です。交換時期の見分け方がわからず、そもそもパッキンの交換を意識したことがないという人も多いはず。
パッキンの交換時期の目安
パッキンは経年劣化により、機能が落ちていきます。パッキンを外して手で触ってみてください。固くて弾力がなく、ゴムの黒い汚れが手に付く場合は交換時期と言えます。黒いパッキンではなく透明なパッキンの場合は、手で触って固く弾力がなくなっていたら交換しましょう。
パッキンの種類
お風呂の蛇口で使われているパッキンは主に以下の5つ。
・平パッキン・・・平たいリング状のパッキン。もっともスタンダード。
・Oリング・・・Oの形のリング状のものでシャワーヘッドの根元に使われている。
・Uパッキン・・・パッキンの上部に溝がある。パイプの根元に使用されている。
・三角パッキン・・・台形の形をしたパッキン。ハンドル下に使われている。
・コマパッキン・・・ハンドルのコマに付いているパッキン。
・バルブパッキン・・・バルブについているパッキン。
蛇口の種類によって異なり、サーモスタット混合栓にはコマパッキンはなく、カートリッジ(バルブ)のパッキンがついています。
パッキンの交換手順
まずは蛇口のどの部分から水漏れがおきているか確認します。水漏れ箇所が確認できたら、作業の前に止水栓を閉めてください。水漏れがおきている箇所の接続部分を分解して、中のパッキンを取り外して、新しいものと交換します。
パッキンはホームセンターやネットで購入できます。蛇口のメーカーサイトで型番を調べるか、古いパッキンをお店に持っていって同じものを購入してください。接続しなおしたら止水栓を開けて、水が漏れていないか確認して完了です。
パッキンを交換しても水漏れが解消されない場合は、蛇口本体や配管に問題がある場合があります。原因が特定できない場合は、専門業者に相談してみましょう。
バルブの故障
最近の新しい住宅では、サーモスタット混合栓が採用されていることがほとんどです。2ハンドル混合栓より構造が複雑なので、パッキンを変えただけでは水漏れが解消されないこともあります。
サーモスタット混合栓は、左側に温度調節のハンドル、右で水の量を調節し、シャワーとカランを切り替えるタイプが一般的。この機能を行っているのが、切り替え開閉バルブです。バルブを戻しても水がポタポタと漏れてくるのは、この切り替え開閉バルブの不良が原因です。
また、水が出てこない、ハンドルから異音がする場合もバルブの不良が考えられます。上記の場合はすべてバルブの交換が必要になります。バルブは必ず蛇口の品番を調べて、適合するバルブを取り付けてください。似ているからと適合していないバルブを取り付けると、後々不具合が起こる可能性がありますので注意が必要です。
接続部分の緩み
お風呂の蛇口は毎日のように使いますので、ナットなど接続部分が緩んできて水漏れを起こす場合もあります。その際はモンキーレンチなどでしっかり締めてください。水栓用のレンチが売っていますので、レンチを持っていない人は買っておくとよいでしょう。
また、ナットの締め過ぎは部品の損傷にもつながりますので、力まかせに締め付けるのは避けましょう。
壁付きと台付き
お風呂の蛇口は、壁付きと台付きで設置されます。壁付きタイプは配管が壁の中にあり、台付きはユニットバス内に配管があるのが特徴です。壁付き特有の水漏れとしてよくあるケースは、蛇口本体と壁の間から水漏れが起こることがあります。この場合は、シールテープの損傷が原因です。
蛇口本体を外して、古いシールテープを取り、新しいシールテープを巻いてください。蛇口を壁に取り付け、水漏れが解消されているか確認したら完了です。
シャワーホースが付いているタイプ
お風呂の蛇口にはシャワーホースが付いているタイプがあります。シャワーホースの根元などの接続部分から水漏れしている場合は、接続部分のゆるみやパッキンの損傷、ホースから漏れている場合はホースの損傷が原因と考えられます。原因を特定したら、損傷部分の部品を交換しましょう。
お風呂の水漏れに効果的な予防法
お風呂の水漏れを予防するには、日ごろの使い方や定期的なメンテナンスが大事です。部品の劣化を防ぐには、日ごろからレバーやハンドルを強く締め過ぎないように注意することが重要です。
また、定期的にナットやボルトなどの部品が緩んでいないか、パッキンが劣化していないかなどをチェックしてみましょう。水が止まりにくい、ハンドルやレバーなどが固いなど、いつもと違うと感じたら、早めにメンテナンスするように心がけましょう。また、自分で解決できないような水漏れは、専門業者に依頼してください。
くまもと水道職人は、熊本市をはじめ、八代市、玉名市など、熊本県全域の水回りに関するトラブルに年中無休で対応しています。お風呂の水漏れをはじめ、水に関するトラブルでお困りの際は、くまもと水道職人にお気軽にご連絡ください。電話一本で、専門的な知識を持ち合わせた実績豊富なスタッフが現場に駆け付けます。
監修者
主任
平野 勝
《略歴》
2017年株式会社N-Visino入社後、弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行。
水回りの小さなトラブルから建物全体のメンテナンス、リフォームに至るまで、水に関わるあらゆるお悩みをお客様の目線に立ち、お客様とともに解決してまいりました。
年間約600件の現場へ実際に立ち会い、培った水のプロフェッショナルとしての経験を活かし、当コラムでは水にまつわる幅広い知識を届けたいと考えています。
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