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水のコラム

水道栓はどのような構造でできているの?部品や仕組みを紹介

2022年10月26日 水道管のトラブル


水道栓・蛇口のトラブルに悩まされたことのある方は多いと思います。水道を使用して、きちんと蛇口を閉めたのに水がぽたぽた垂れてくる…そんな経験をしたことはありませんか?


少量だと思っていて放置しておくと後で別のトラブルを引き起こす可能性があるため、早めの対処が必要になります。水道栓・蛇口を長期間使用していると水漏れやさび、ゆるみからくるガタツキなどの不具合が発生することがあります。


そのようなときは、なるべく費用を抑えてすぐに解決したいですよね。ただ、そのためには水道栓・蛇口がどのようなパーツで構成されているかの理解を深めていたほうが良いでしょう。本記事では、蛇口・水栓の構造や部品、サポート製品について詳しく解説していきます。



水道栓の構造と部品を紹介


普段あまり気にせずに使用している水道栓ですが、どういった構造をしているか、またどういう部品から成り立っているかご存知でしょうか?聞き馴染みのないパーツも多いので、詳しくご紹介いたします。


まず、水道栓の構造には2種類あり、お湯か水のどちらかのみで使用する「単水栓」と、水とお湯を水栓金具内で混合して適温で使用できる「混合水栓」があります。どちらも水が出る構造は同じです。


では、水道栓はどのような部品で構成されているのでしょうか。一般的には下記の6つの部品から成り立っています。


・ハンドルビス

・蛇口ハンドル・レバー

・スピンドル

・コマパッキン

・蛇口スパウト

・蛇口キャップ


「ハンドルビス」は単水栓にとっての止水栓であり、開閉の具合で水量・水圧を調整できます。無色のものもありますが、色つきの場合、水はブルー、お湯はレッドで区別するのが一般的です。ハンドルがガタツク場合はハンドルビスのゆるみが原因であることが多いです。


「蛇口ハンドル・レバー」は取手にも複数種類があり、シングルレバーやツーハンドルだけでなくタッチレスタイプなどその種類はさまざまです。吐水・止水など水量調整の指令をおこないます。


レバータイプは四方に動かしますが、ぐっと力が伝わりやすい構造のため、ハンドルタイプに比べて劣化しやすい部品です。


「スピンドル」は、蛇口をひねると上に上がる事で水量を調節するための部品です。この軸となる部品のねじも、長期間使用していると摩耗し、水道栓本体のねじも摩耗することもあるため、要注意です。水道栓本体が摩耗することで、スピンドルを交換しても止水が困難な場合もあります。


「コマパッキン」は別名ケレップとも言い、吐水口へ水が出るのを塞き止める役割の部品です。スピンドルを上げることでパッキンも一緒に上がり、水が放出されます。コマパッキンはゴムのため劣化しやすい部品です。


万が一ハンドル辺りから水漏れが検知できたならそれは三角パッキンの劣化です。「蛇口スパウト」は、水道栓本体から蛇口先端の吐水口へつながるパイプを指します。


シングルレバーの混合水栓には重要な部品であるバルブカートリッジが内部構造にあり、ハンドルと連動した吐水量と湯温の調整できます。水道栓本体とナットで固定され、可動部分のためゴムパッキンを使用し、ナットの継ぎ目で水漏れを検知した場合は、ゴムパッキンを交換して修理しましょう。


「蛇口キャップ」には、蛇口先端に取り付ける泡沫キャップや断熱キャップが挙げられます。泡沫キャップは水に空気を混ぜることで水流が柔らかくなり、水はねを防ぎます。 また、シャワーヘッドと取り換えることも可能です。


古くなった水道管にはスケールという錆び発生するため、泡沫キャップがフィルターとなり、吐水口から流れることを防いでくれます。水の出が悪くなった場合は、キャップ内にゴミや汚れが溜まり、流れを悪くしている場合がありますので、確認してください。


その他の水道栓で使用される部品を紹介


上記で紹介した部品は一般的なものですが、特定の水道蛇口にだけ使われる部品もありますので一部ご紹介いたします。特定の蛇口に使われるパーツには次のようなものがあります。


・分岐水栓

・シングルレバー

・ツーハンドル

・サーモスタット


食器洗い乾燥機や整水器などを使う場合、現在お使いの水栓に取り付けて分岐する必要があり、その部分のことを「分岐水栓」といいます。「シングルレバー」は、レバー1つで水やお湯の出る量や温度を調節できます。


「ツーハンドル」は、水とお湯のハンドルをひねる具合で温度を調節する水栓です。「サーモスタット」は、温度調節ハンドルの目盛りを合わせるだけで好みの温度でお湯を出せます。お湯が出てくるまでの捨て水が少なくて経済的です。


水道栓の水が流れる仕組みを紹介


まず、水道から水が出るためには必ず「水圧」が必要です。その水圧は大元の浄水場から発生しています。しかし、浄水場に水圧を作り出す機械が存在しているわけではありません。高地から水が重力によって押し出されるのを利用して、水圧が作り出されています。


それが、蛇口を捻ると勢いよく水が出ることの大きな要因の一つです。では、その逆のメカニズム、つまり蛇口を捻ると水が出なくなるのはどのような構造になっているのでしょうか。これは、蛇口の内側に取り付けられている「パッキン」が大きな役割を果たしています。


パッキンは伸縮性の高い素材によって作られていることから、蛇口を捻ることによって水の通り道を防ぎ、水の出る力を抑制したり、完全に水を止めたりすることが可能になっています。


機能を拡張可能な補助パーツを紹介


水道蛇口の基本パーツではありませんが、あると便利なサポート部品をいくつかご紹介します。蛇口の機能を拡張する補助パーツは次のようなものがあります。


・蛇口延長ガイド

・閉栓キャップ

・ホース


「蛇口延長ガイド」とは、蛇口から出る水を手前に誘導できる商品です。対応蛇口サイズは縦2.8×横4cm以下となっており、白鳥の首のようなタイプの蛇口には使用できません。


「閉栓キャップ」は水栓のハンドル部に取付けることで、第三者が使うのを防ぎます。屋外に付いている水栓にオススメです。


「ホース」の取り付け方法は、ホースバンドで固定する方法とカップリングで接続する方法があります。ホースバンドを使う方法は水道ホースを蛇口に差し込み、抜けないように上から金属製のホースバンドをはめてネジで固定します。


カップリングを使う方法は、水道蛇口側とホース側をそれぞれ蛇口とホースに取り付けます。対応蛇口でしっかり固定し、水が漏れなければどちらの方法でも大丈夫です。ホースバンドで固定する場合、毎回ネジで付け外しする必要があります。


まとめ


ここまで、蛇口・水栓の構造やパーツ、補助製品について詳しく解説してきました。水道栓・蛇口にはさまざまなパーツが使われているため、水道栓・蛇口を修理するとなると、それらのパーツの特徴をしっかり把握しておく必要があります。


それだけでなく水道栓・蛇口から水が流れるメカニズムを事前に知っておかなければ、各部品がどういった役割を担っているのかも分かりません。仕組みを知った上で蛇口のサポート部品などを活用して、家庭の水回りを豊かにしていきましょう。


部品を長持ちさせるためには、蛇口の日々の扱いも大切です。蛇口を閉める際に水漏れが気になるあまり、強い力で閉めすぎていませんか?頻繁に蛇口を強く閉めていると、早い段階で部品が破損してしまう原因になります。


乱暴な力で使い続けると部品の劣化が早くなり、短期間で交換する必要が出てきてしまいます。蛇口は適切に扱い、長持ちさせましょう。



監修者

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主任

平野 勝

《略歴》

2017年株式会社N-Visino入社後、弊社指定の水道メンテナンス研修プログラムを履行。
水回りの小さなトラブルから建物全体のメンテナンス、リフォームに至るまで、水に関わるあらゆるお悩みをお客様の目線に立ち、お客様とともに解決してまいりました。
年間約600件の現場へ実際に立ち会い、培った水のプロフェッショナルとしての経験を活かし、当コラムでは水にまつわる幅広い知識を届けたいと考えています。

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